2023.11.16

EQBでドライブ!廃小学校舎が蘇った都市と農村の交流拠点「道の駅・保田小学校」に行ってきた

カーライフ

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メルセデスで話題のスポットをめぐるドライブ企画。今回は、千葉・南房総にある廃小学校を再生したユニークな道の駅へGO! 保田小学校は、2015年12月に誕生した道の駅。懐かしの給食メニューを提供する食堂をはじめ、地元・鋸南町の特産品直売所、宿泊施設、温浴施設などが整備されている都市交流施設です。ドライブのおともであるコンパクトなSUVタイプの電気自動車「EQB」のプチレビューもお届けします!

 

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小学生の頃、給食の揚げ餃子が大好きだった佐藤です。

 

不定期でお届けしている、気になるスポットにメルセデス・ベンツでお出かけするドライブ企画。今回は、千葉県南房総にあるユニークな道の駅「保田小学校」にお邪魔しました。

 

こちらは、2014年に小学校としての役割を終え、翌年12月に新しく道の駅として生まれ変わった珍しい施設。懐かしの給食メニューを提供する食堂をはじめ、地元・千葉県鋸南町の特産品直売所、そして宿泊施設や温浴施設まで備わった「都市交流施設」なのだとか。また、2023年10月には敷地内に「道の駅 保田小付属ようちえん」がグランドオープン。房総の美味しい漁師めしが楽しめる食堂や、地元の食材を活かしたカフェ、遊具広場、ドッグランが設置され、幅広い世代の方が楽しめる空間にパワーアップしたそうです。

 

 

▲デジタルホワイトのEQB250(822万円)

ドライブのおともは電気自動車の「EQB」。メルセデスEQシリーズで初めてとなる7人乗りコンパクトSUVモデルです。いわゆるGLBのEV版とでも言えばよいでしょうか。

 

出発前のバッテリー残量は90%、MBUXのディスプレイによると航続可能距離は327km。保田小学校までは片道約90kmなので、道に迷わなければ余裕の容量のはず。今回はあえて出発から帰着まで充電なしで行けるか実験!少しドキドキしつつ、ブログスタッフ3名乗車でメルセデス・ベンツ中野を出発です。

 

また、走りや機能性、安全性はもちろんですが、みなさん気になるのはやっぱりパッケージングではないでしょうか。道中では、その広さや使い勝手もしっかりと堪能したいと思います。

 

▲後部座席も広々しているので長距離移動でも快適そう

この日は交通量も少なく、日ごろの行いの良さを感じる滑り出し。そんなこんなで東京湾アクアラインの休憩スポット、海ほたるへ無事到着。

▲今年で26年目となる海ほたる

お昼前だというのに「腹が減っては、戦はできぬ!」と一同が真っ先に向かったのは売店…。そこは展望デッキじゃないんですか?

▲我々がセレクトしたのは、貝ダシがたっぷり効いたあさりメンチ。揚げたてでジューシーな味わいでした

▲「Bay Brand 房の駅」。あさりメンチの他に、いわしバーグや珍しい鯵のさんが揚げなどもラインナップ!

食事後は、忘れてはいけない展望デッキへ。このときは2022年12月下旬だったのですが、海風が強くとにかく寒い…! しかし富士山が見えるほどの快晴で眺望はサイコーです。

▲日ごろの行いの良さを確信する「霊峰富士」降臨

▲展望デッキの集合写真撮影スポット。この日は強風だったためか撮影している人はまばらでした

海ほたるを出た後は、木更津東ICを降り2つ目の経由地「道の駅 木更津うまくたの里」へ。こちらは、2017年10月に木更津市“初”としてオープンした道の駅です。

▲ちなみに「うまくた」とは、はるか昔この周辺を治めた役人の名前からとったのだとか

▲千葉県名物、落花生のオブジェ「おナッツ」。異様な存在感を放っていました

残念ながら店内は撮影禁止のため写真が無いのですが、地元契約農家さんが作る旬のお野菜や果物、千葉県の特産品ピーナッツ商品が多数販売していたり、地元で絶大な人気を誇る有名店がプロデュースしているカフェレストランが併設していたりと、とても充実した施設なのでした。

うまくたの里をそそくさと後にし、いよいよ目的地「道の駅 保田小学校」へ…。といきたいところでしたが、そこで事件は起きました。

本線合流の際、アクアライン方面に進まないといけないところを、茂原方面に合流してしまったのです。車内には不穏な空気がたちこめます。

▲道中に見つけた牛のオブジェ。「ここはどこ…?」牛に聞いても教えてはくれません

気を取り直した一行は、大きく迂回しながらもなんとか無事に道の駅・保田小学校へ到着しました。

▲クルマを降りるなり、急ぎ足で小学校へ吸い込まれる男性陣

急ぎ足の理由はもちろんランチ。向かったのは保田小学校内にある「里山食堂」です。

 

この里山食堂では懐かしの味、学校給食が堪能できる食堂。メディアでも紹介されたこともあるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。到着は14時ごろだったのにも関わらず、ほぼ満席。土日祝は開店後すぐに行列ができるほど人気だそうです。店内は、教室を思わせる内装でなんだか小学生に戻った気分です。

 

今回は平日のため残念ながら注文できなかったのですが、土日祝限定であげパンやナポリタン、から揚げ、ビン牛乳など、子供の大好きがつまった「わんぱく給食」なるメニューが数量限定で登場するようです。

▲里山食堂入口。ラストオーダーギリギリだったのか、入れなかったお客さまもチラホラ

▲どこか懐かしさを感じる店内

▲「こんなイスあったよね~」とはしゃぐスタッフ。世代は違えどイスの種類は変わらなかったんですね

▲カレー好きスタッフの「校長のカツカレー」(1100円)。カツはしっかりと分厚く辛口のカレーとの相性もバッチリ

▲里山食堂人気ナンバー1の房州アジフライ給食(1200円)。大きくて新鮮なアジフライが絶品

▲保田小給食(1200円)。先ほど紹介した「校長のカツカレー」とは違い、こちらはお子様にもやさしい甘口でまろやかな味わい。中央のおかずはハムカツとクジラの竜田揚げ

もちろん、道の駅内の散策も忘れてはおりません。 他にも里山食堂の他にピザが楽しめる「Da Pe GONZO」、ハンバーガーなどの軽食が楽しめる「cafe 金次郎」、道の駅では珍しい教室へ泊まれる施設「学びの宿」や日帰り温浴施設「里の小湯」などのテナントや施設も充実。学校の教室にお泊まりだなんて、大人になった今でも憧れますよね。

▲宿泊施設エリア。客室名が学年・組になっているのがポイント。残念ながら客室内は写真が撮れませんでした

▲特産品の直売所。千葉県のイメージキャラクター「チーバくん」グッズなども販売していました

そんなこんなで日も暮れかけてきたので、一路東京に戻ることに。いやあ、長い1日だった…。

 

と思いきや、かき氷好きのスタッフが「おすすめのかき氷屋さんがある」と非常に食べたそうに話すので、急遽日暮里にある「CAFE GOOD DAY」に立ち寄ることになってしまったのでした。12月ですよ?

 

こちらのかき氷は、日光の湧き水を凍らせた天然水を使用しているのだとか。どれもクリーミーな味わいでソースが濃厚! ご覧の通りボリューム満点だったので、かき氷が夕食がわりとなったのでした。

▲ふわふわな食感の新星かき氷。左から時計回りに「白黒ゴマオレオ(レギュラー)」「イチゴにキュンです(ハーフ)」「キャラメリゼスイートポテト(ハーフ)」。レギュラーとハーフはこんなに差が!(メニューは2022年12月のものです)

結果、今回は走行距離267㎞、6時間のドライブとなりました。バッテリー残量はわずか9%(走行可能距離34㎞)。途中、道を間違ってしまったこともありギリギリでした。私たちは何とか無事に帰ることができましたが、みなさまはくれぐれも道迷いにはお気をつけください…。助手席でひとりハラハラしていたのはここだけの話です(笑)。

 

気になるEQBの感想ですが、走行音やモーター音ともに静かだったせいか、車内の会話がいつにも増してはずんだような気がします。また、コンパクトSUVなので、車内は少し窮屈なのかとおもいきや、意外と広く体が大きな人でもリラックスして長時間乗っていられるなと感じました。

 

正直、急速充電スポットがまだ少なかったり、時には充電スタンドの順番待ちでスムーズにチャージできないこともあるEVですが、乗り心地はとにかく最高なのでたくさんの方に乗っていただきたい1台だと思いました。

 

▲長距離運転に余裕をもつためには、やはり途中充電が必要だなと思った1日でした

 

(佐藤真知)

プロフィール

佐藤真知(さとう・まち)

メルセデス・ベンツ中野サーティファイドカーセンターショールームの受付&事務を経て、このたびブログ編集部に配属。趣味はカメラと野球観戦。店舗SNSを担当していた経験を活かし、みなさまにメルセデスの魅力をより知っていただけるよう、日々精進いたします。

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