2022.07.27

夏の炎天下における車内の暑さ対策にオススメしたいサーモスのドリンクカップ

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梅雨も明けて夏も本番ですが、これからの時期つらいのが炎天下での車内の異常な暑さでしょう。温度上昇を避けるためサンシェードや冷却スプレーといった対策グッズが定番ですが、今回ご紹介したいのは魔法瓶でお馴染みサーモスのドリンクカップ。ズバリ、車内を冷やすのではなく、体内を冷やせ!です。

 

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華やかな沖縄生活の一方で、夏のとんでもねえ暑さにやられている熊山です。

 

とりわけしんどいのが炎天下の車内に戻ったタイミング。温度計は50度を超えていることもしばしば。このときダッシュボードの表面温度は70度ほどもあるそうですから、当然すぐにはハンドルを握れず、エアコンをマックスにしてもなかなか冷えてはくれません。

 

一時期話題になったライフハックによると、運転席から対角線状のドアの窓だけ下ろし、運転席ドアを数回バタバタと開け閉めするだけで車内の空気が一気に入れ替わるとのことですが、すでに汗だくの状況で余計なアクションを追加したくないのが本音。

 

もちろんいにしえからカー用品店やホームセンターでは暑さ対策グッズとしてサンシェードや冷却スプレーといったアイテムが取り揃えられておりますが、今回筆者がオススメしたいのはこの手の定番アイテムではございません。

 

それは、サーモスの真空断熱タンブラー。

 

サーモスといえば象印やタイガーと並ぶ魔法瓶ブランド。真空スペースをはさんだ二重構造のステンレス容器により、冷たい(暑い)ドリンクを長時間冷たい(暑い)ままキープする水筒でお馴染みです。・・・・・・とあらためてご説明するまでもなく、昨今は誰しもマイボトルとして1本や2本お持ちなのではないでしょうか。

 

▲1年前に撮影した魔法瓶コレクション。以降ももちろん増えています

実は筆者、サーモスをはじめとした魔法瓶構造の何かしらを30本以上持っている好きモノ。事実、月イチペースで増えています。ゆえに語り出したらキリがないのですが、話を元に戻して、こと車内の暑さ対策で申し上げますと、オススメはズバリ「真空断熱タンブラー JDE-600」(実勢価格:1800円)です。

 

 

▲手前からサーモスの「真空断熱タンブラー JDE-600」と同社の「アイスコンテナー FDK-2200」(廃番)。タンブラーには後述する社外品のシリコンリッドを装着

これはいわば魔法瓶構造のドリンクカップ。

 

メーカー的には主にビールなどを入れて自宅で楽しむことを想定している製品のようですが、この保冷力(保温力)は炎天下の車内でこそ本領を発揮します。なんせ、お出かけ前に入れた氷が帰宅後も溶けていないほど。その間、コーヒーやお茶を何度も継ぎ足しているにもかかわらず、です。

 

猛暑の屋外から汗だくで炎天下の車内に戻ってきても、すぐにはエアコンで涼むことはできませんが、キンキンに冷えた飲み物でカラダを内側から冷やすことはできる。これで何度救われたことか知りません。

もちろんいくら保冷力が強いといっても限度があります。がしかし、氷が溶けてしまったら追加すればいいのです。

 

そこで真空断熱タンブラーとあわせて使いたいのが、ブロックアイスを入れておく「アイスコンテナー FHK-2200」(廃番)。もっとも生産終了してしまったので、ほぼ同じ構造の同社のランチボックスはじめ、小型のクーラーボックスを車内に常備しておくのがオススメです。

▲ブロックアイスを大量に持ち歩けるアイスコンテナー。さいきんアイスペールを置かなくなったホテルの製氷機でも大活躍します

▲なぜか色違いで2つ持っているコールマンの「アルティメイトアイスクーラーⅡ」

ちなみに筆者の愛用品はコールマンの「アルティメイトアイスクーラーⅡ 25L」(実勢価格:7480円)です。折りたたみができるソフトタイプにも関わらず2日以上氷をキープするすげえヤツ。日ごろのショッピングやドライブ先でのお土産を入れておくのにも便利なので、何があろうとも常に車内に忍ばせておきたい逸品です。

 

以上、「夏の炎天下における車内の暑さ対策にオススメしたいサーモスのドリンクカップとクーラーボックス」でした。

 

ここからは、おまけ。ではなぜ、数ある魔法瓶ブランド、サーモス製品の中から、件のJDE-600がオススメなのか。手持ちの魔法瓶じゃダメなのか?

 

もちろんすでにお持ちの魔法瓶が愛車のドリンクホルダーにハマれば一応は使えます。しかし現実には、細すぎたり太すぎたりで意外とぴったりハマるものが少ないのです。さらに、車内でお使いいただくとわかるのですが、ワンタッチ型でもない限り、運転中に蓋を開け閉めするのは危険。もっとも、開けっ放しでも意外と保冷力はキープされるので蓋なしで運用するのもアリですが、今度は飲み口の形状が直飲みに向いていなかったりします。また、飲み口でいえば普通の魔法瓶サイズだと大きめのブロックアイスが入りにくかったり。くわえて容量。氷を入れてドリンクも入れて、となると500ml以下だとすぐに飲み干してしまいますし、氷もサッと溶けてしまうのです。

 

・ドリンクホルダーに入りやすいカップ型

・蓋なしですぐに飲める仕様

・ブロックアイスが入りやすい大口

・500ml以上の大容量

 

つまりこれら条件で絞ると、ほぼJDE-600しか残らないのです。ただ、車内とはいえ蓋なしで飲み物を放置するのは無理、というご意見もございましょう。埃やゴミ、スマホの充電ケーブルなどがダイブしそうですしね。本来であれば純正のリッド(蓋)が用意されていればいいのですが、残念ながらJDE-600対応のオプションはありません。そこで筆者が愛用しているのがAmazonで購入したシリコンリッド(8.8cm)です。

 

▲悪くはないけれどもちょっと使い勝手がよくないサーモスの「ROD-001」

もうちょっとしっかりと蓋をしたい方には、容量が少し減ってしまいますが、サーモスの「ROD-001(500ml)」(実勢価格:3000円)や同じくサーモスの「JOE-481(480ml)」(実勢価格:2300円)も良いでしょう。ただ、ROD-001はアウトドア向けで頑丈な分、けっこう太く重く、さらに蓋のパッキン構造が複雑かつパーツも多いので日ごろのメンテナンスがやや面倒なのでご注意ください。

▲アメリカでは3万人以上が入荷待ちをしているというスタンレーの「真空スリムクエンチャー 1.18L」。いわゆるファーストフード店のLドリンクサイズ(スタンレー公式より)

また、直飲みではなくストローでチューチューしたいという方は、スタンレーの「真空スリムクエンチャー 0.47L」(実勢価格:3520円)もオススメ。2022年7月末には大容量の「同 1.18L」(実勢価格:6380円)も登場しましたが、さすがに上方向にでっけえので愛車のドリンクホルダースペースを考慮してお買い求めください。

(熊山准)

  • プロフィール

熊山准(くまやま・じゅん)

中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま欲しいメルセデス車はAクラスセダン

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