2024.07.11

コレで安心。試乗までの段取り、教えます

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宮園輸入車販売では、各店舗に発売されたばかりのニューモデルをはじめ、さまざまな試乗車を用意しています。新車の購入を検討している人はもちろん、検討までは至っていないけれど興味があるという方も試乗することができます! 一方で、洋服の試着やデパ地下での試食と違って、日常的な買い物ではないクルマの場合は頻繁に試乗するわけではないので、どのような段取りで試乗をすればいいかわからない人も多いはず。今回はメルセデス・ベンツ正規ディーラーで試乗を希望する際の流れを紹介します。ぜひ気軽に試乗してみてください。

 

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最新のEクラスに試乗してみたい高橋です。

 

みなさんはこれまでにカーディーラーで試乗をしたことがありますか? 新車を買ったことがある人なら一度は試乗経験があるのではないかと思います。では、ニューモデルが発売になり「興味があるからちょっと乗ってみたいな」と思ったときに試乗にでかけたことはありますか? おそらく多くの人はこういうケースでは試乗をしたことはないのではないでしょうか。

 

「まだそのクルマを買うかどうかわからないから試乗をお願いしても嫌がられる……」「試乗するとクルマをかわされちゃうかもしれない……」。このように考えてしまうのかもしれません。でも宮園輸入車販売では、まだ購入を決めていない方でも試乗が可能。試乗は次のような流れで気軽に行えます。

 

■事前に試乗予約しておくとスムーズ

▲メルセデス・ベンツの公式HPや、宮園輸入車販売HPにある「お問い合わせ」から試乗予約ができます

このクルマに乗ってみたい!という車種が決まっている場合、事前にメルセデス・ベンツの「試乗リクエスト」ページや、宮園輸入車販売HPのお問い合わせから予約をしておくとスムーズに試乗できます。予約がなくても試乗はできますが、目当てのクルマを別のお客さんが試乗していたり、別のお店に移動してしまっているケースがあるので、できれば予約しておきましょう。

 

■試乗の際に必要なもの
・運転免許証
・運転しやすい靴(ハイヒールや厚底の靴、サンダルなどは危ないので避けましょう)

 

■試乗希望であることをスタッフに伝える
ディーラーに来店して試乗希望であることをスタッフに伝えたら、クルマの準備ができるまでショールームに展示されているクルマを見ながら待ちましょう。展示車の運転席などに座ってみても大丈夫。気分が盛り上がりますよ。

 

■試乗誓約書に必要事項を記入

▲住所、電話番号、運転免許証番号などを記入

試乗前に、ディーラーが用意している試乗誓約書に目を通し、内容に納得したら必要事項を記入します。

 

■試乗前にクルマの操作方法を確認

▲試乗車には同乗するスタッフが案内してくれる

クルマの用意ができたらスタッフがクルマまで案内してくれます。運転席に座ったら、まずはスタッフからクルマの操作方法などの説明を受けましょう。この時、オーディオやナビ、エアコンの操作方法も確認しておくと、試乗中に操作が必要になった際でも安心です。

 

■試乗スタート!

 

操作方法が一通りわかったら、いよいよ試乗スタート! 試乗時はスタッフが助手席に乗車します。試乗はお店ごとに試乗ルートを設定しているので、スタッフの案内に従って走行します。一般道には他のクルマやバイク、歩行者などもいます。安全第一で走りましょう。試乗はクルマの性能テストではありません。いつも通りのドライブでも走った時の気持ちよさや静けさ、操作のしやすさなどは十分にわかりますよ。

 

■試乗終了

▲試乗して感じたことを素直に話してスタッフとの会話をお楽しみください

試乗コースを走り終わりお店に戻ったら、スタッフに指定された場所にクルマを停車してエンジンを切ります。クルマから降りたら店内で試乗してみた感想をスタッフに話してみましょう。試乗後、または後日に商談を希望する場合は、セールススタッフにその旨を伝えます。

 

【気持ちよく試乗するためのQ & A】

 

ここからは、慌てず気持ちよく試乗するために知っておきたいことをQ & Aで紹介します。

 

Q:家族で試乗しても大丈夫ですか?
A:もちろん大丈夫です!
お一人での試乗はもちろん、ご家族一緒に試乗しても大丈夫です。ただ、試乗の際は何かあったときのために必ずスタッフが同乗します。ご家族+スタッフの人数が乗車定員を超えてしまう場合は、どなたかがお店で待っているか、順番に試乗する形になります。

 

Q:試乗ではどんなところをチェックすればいいですか?
A:運転のフィーリングが自分好みかを感じてみよう
一般道を走るので、試乗時は交通法規を守るのが絶対。そのため急加速や急ブレーキでクルマの性能を試したりすることはできません。でも一般道を安全に走ってもわかることはたくさんあります。
シートのかけ心地:運転中、もっとも長く身体に触れているのがシートとステアリングです。座り心地は気持ちよく運転するための大切な要素。固さやシートのサイズ、ドライビングポジションが自分好みか確認します。
加速感:アクセルを踏んだときにストレスなく加速するかを感じてみましょう。
ブレーキ:ブレーキを踏んだときに自然に止まるか、フィーリングは自然かなどを確認してみてください。
振動:走っているときは路面からの振動が伝わってきます。それが不快なものか、特に気にならない自然なものかを確認しましょう。
静粛性:走行中は振動とともにさまざまな音が車内に入るもの。うるさい音が気になるか、静粛性が高いかなどを確認します。
ハンドリング:走っているときのステアリング操作はスムーズか、重さは自分好みかなどを確認します。
視界:運転中に周囲が見えづらくて困ることはないかなどを確認します。
また、試乗中はオーディオの操作感や音、エアコンの操作感など、購入後によく使う機能の使い勝手も確認しておくことをおすすめします。

 

Q:高速道路など、好きな道を走ってみることはできますか?
A:試乗コース以外を走ることは基本的にNG
試乗は安全面なども考えてお店ごとにコースを設定しています。試乗ではスタッフの案内するコースを走るようにしましょう。

 

Q:クルマの購入は自宅の駐車場に入ることが絶対条件。駐車できるか試すことはできますか?
A:どうしてもという理由がある場合はお店に相談を
上にも書いたように試乗はお店が決めているコースを走るのが基本。ただ、駐車場に止められるかどうかは単純なサイズだけでなく、駐車場までのアプローチや駐車した状態での乗降性など気になることもたくさんあるはず。どうしてもという理由がある場合はスタッフに相談してみてください。

 

Q:試乗後はクルマを買わないとダメでしょうか?
A:そんなことはない。まずは気軽に試乗を!
もちろんディーラーとしては購入してくれるのが嬉しいもの(笑)。でも試乗したからといってディーラーが押し売りすることはありません。気軽に試乗して大丈夫です。ひとつ気をつけたいのは中古車の試乗。新車と違い、中古車は展示車両自体が商品なので、原則試乗はできません。

 

Q:ゴルフバッグやキャンプ道具を積んでみることはできますか?
A:荷物が積めることが購入の条件ならスタッフに相談を
納車されたら趣味を楽しみたい。小さなお子さんがいるのでベビーカーを積んで出かけたいなど、購入後のクルマの使い方が決まっている場合、必要な荷物を積めないと困ってしまいますよね。そんな場合は事前にスタッフに相談して荷物を積んでみることをおすすめします。ただ、お店のクルマに傷をつけるわけにもいかないので、荷物を積む際は十分注意してスタッフと一緒に試してください。

 

Q:万が一試乗中に事故に遭った場合はどうすればいいですか?
A:まずは事故がないよう十分気をつけて運転!
基本的に試乗車は保険に加入しています。ただ、試乗時に記載する誓約書には「ディーラーには責任を負わせない」とも書かれているので、気になる場合は試乗前にお店に確認してみてください。試乗中はスタッフの指示に従って、安全運転を心がけましょう。

 

新車ディーラーでの試乗というと構えてしまう人もいるかと思いますが、スタッフは多くの方が実車に触れ、体感することでそのクルマを気に入ってほしいと思っています。ぜひ気軽に試乗してみてください。

 

(高橋満)

高橋満(たかはし・みつる)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。最近はゴルフに興味が出てきていて(まだデビュー前ですが)、Eクラスステーションワゴンのようなラゲッジが広くて快適に移動できるクルマに興味津々。

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