2023.04.26

【スタッフ愛車紹介】家族のためにEクラスワゴンからミニバンへ乗り換え【メルセデス・ベンツV350】

カーライフ

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メルセデス・ベンツのメカニックがプライベートで乗っているクルマは何か、ちょっと気になりませんか? なにせメルセデスに精通したプロ中のプロの愛車ですからね。並々ならぬこだわりがあるに違いない。というわけで始めるのが宮園輸入車販売のスタッフ愛車紹介シリーズ。第3回はメルセデス・ベンツ石神井から、ファミリーユースに最適なミニバンVクラスです。

 

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ミニバンといえば日本未導入のTクラスが気になっている熊山です。

 

メルセデスに精通したプロ中のプロ、宮園輸入車販売のスタッフが日ごろから乗っている愛車をご紹介する好評連載。第3回は石神井店から新卒入社から24年、宮園グループでずっとメカニックを担当している室谷明宏さんのメルセデス・ベンツVクラスです。

▲技術部の室谷明宏さん。2児のお父さん

Vクラスといえば、メルセデスを代表するマルチ・パーパス・ビークル、すなわちミニバン。室谷さんがお乗りになっている2013年式のV350は、現行型のW447型のひとつ前の世代にあたるW639型。V型6気筒3500ccエンジンをフロントに搭載し、後輪を駆動させるミニバンとしては珍しいFR方式を採っています。

▲ハリウッド映画では謎の組織が使うモデルとして多用されるVクラス。なかなかの面構えです

まだ納車後5000kmほどしか走っていないというV350。実は以前まではEクラスのステーションワゴンを3台乗り継ぐほどのEワゴン好きだったとか?

 

「そうですね。もともと独身時代にS210型に乗っていて、そのあとS211 型に乗り換えたんですけど、結婚を機にカミさんの実家に住むことになって、そしたら義父がS210型に乗っていたので『一家に2台もEワゴンいらないでしょ』ということで、自分のS211型は手放し最近まで義父のS210型に乗っていました」

▲在りし日のS210型メルセデス・ベンツEクラスステーションワゴン。今見るとカッコいいですね

ずばり、ステーションワゴンの魅力は?

 

「やっぱり荷物をたくさん載せて、遠出もできて実用的なところですかね。Eワゴンの前もクラウンワゴンとかアコードワゴンとか、ずーっとワゴンに乗ってますね。でも、Eクラスはさすがというか、国産車は後輪のホイールハウスやサスペンションの張り出しなどが大きく荷室が使いにくかったりするんですが、メルセデスだとしっかりと設計されていて張り出しがなく荷物が積込みやすいんですよね。あと、マニアックな話ですけど、FRのワゴンなんて今やメルセデスとBMWくらいしかないんですけど、重たい荷室にしっかりとトルクがかかるので走りも良いし『究極の実用車』という感じがして好きでした」

 

そんな中、ミニバンのVクラスに乗り換えられたのは?

 

「S210はだいぶガタが来ていて、メンテナンスや修理をしながら乗っていましたが、一部の純正部品が廃番になり始めるなど自分で整備するにも限界を感じていて。また、6人家族なので全員でお出かけするときはやむなく社用車の現行Vクラスを拝借していたりもし。そんななか、下取り車でV350があるよって話が来て、家族に見てもらった結果、嫁さんの鶴の一声で購入が決まったんです」

▲2列目シートにはお子様のチャイルドシートがどん!

その上でご感想は?

 

「6人家族全員でお出かけできるようになったのはもちろんですが、後期型でフェイスリフトされたマスクがカッコいいのと、FRなんで大柄なわりにハンドルがよく切れて小回りがきくし、見切りもよいのがいいですね。あと、ガソリン車だから振動が少なくて乗り心地がいいところが気に入ってます。ただ…」

▲フェイスリフトされて乗用車感が増したフロントマスク

ただ?

 

「ガソリン車で、しかも3500ccなんで燃費がよくないですね。だいたい5〜6km/Lです。これが現行だとディーゼル車になるので、平均でも10km/L超えるんですよ。特にガソリンが高騰している昨今ではちょっとつらいかな。あと、現行モデルはドライビングポジションが乗用車ぽいんですけど、W639型はどこか商用車ぽさが残っていてプライベートなのにはたらくクルマ感がありますね」

 

それは、お財布に厳しいし、代々Eワゴンを乗り継いできた人にとってはショックですね。

 

「でも、今までメルセデスを乗り継いできたのは、メカニックとして勉強のために乗っているという側面もありますね。あと、認定中古車を購入する大切さも思い知りました。購入後、プロベラシャフトの不具合を認定中古車保証で修理したんですけど、部品代だけで65万円かかるところでしたからね」

 

保証だいじ! ともあれ今回の愛車購入は自分よりご家族を大事にしている室谷さんの人柄がうかがえてほっこりいたしました。

▲お子様にご好評?の後部座席モニター

そんな室谷さんが普段のメカニック作業で心がけていることとは?

 

「やっぱり作業ミスしないことと、丁寧に『限られた時間の中でベストを尽くす』がモットーですね。お客様からしても、何かあるとディーラーにクルマを預けてご不便をおかけするわけですから、消耗品やパーツは早めに交換する。特に最近は機械的な不具合よりも、電気系統のトラブルの方が多いので、新型車の勉強会にも積極的に参加して専門性を高めるようにしています」

▲診断機メインになりつつあるメカニックの現場ですが、基本はやっぱり人力チェック

将来的には?

 

「いま45歳なので、定年まであと15年ですか? 現場も好きなんですけど、ステップアップもしていきたいので、お客様と直接コミュニケーションをするアドバイザーを経験してみるのもありなのかなと考えています。やっぱり直接『ありがとう』という言葉をかけていただけるのはモチベーションにもなりますしね」

 

これからの宮園輸入車販売を担う室谷さん、今後の活躍(と愛車ネタ)に期待しております!

 

(熊山准)

●プロフィール
熊山准(くまやま・じゅん)
中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま欲しいメルセデス車はAクラスセダン

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