2023.04.27

Gクラスは●年…長すぎる納期をあっという間にしてしまう納車待ちのお作法

車種、モデル

BEV お役立ち トレンド 中古車 車紹介

世界的な半導体不足は解消傾向にあるとはいえ、高い需要とそもそもの生産キャパシティとのかねあいから相変わらずGクラスで最長4年、GLA/GLBで1年から1年半ていど発生する”納期”。どうしても新車で手に入れたいのであれば、いち早く予約してじっと納車を待つしかないのですが、果たして最長4年もどうやって過ごせばいいのやら。そこで今回は真面目なものからネタまで、長すぎる納期を待つ方法について考えてみます。

──────────────────

人生で一番長い予定を入れたのは、8ヶ月先のフジロックが最長かも、な熊山です。

 

はてさて、世界的な半導体不足や部品不足、コロナ明けの需要急増、さらにはロシアとウクライナの戦争までが重なりに重なり、世界中に滞っているという新車のデリバリー。その影響は中古車相場にまでおよび、一時は異常な高騰を見せました。

 

ここ最近は一段落ついたのか少し落ち着きを取り戻しましたが、そもそもの高い需要と生産キャパシティとのかねあいから相変わらずモデルによっては発生している納車待ち。以前、当ブログ(https://www.miyazono-importedcars-sales.jp/blog/delivery/)でもお伝えしましたが、現在でもセールスの現場ではGクラスでモデルや仕様にもよりますが3年から4年、GLA/GLBで1年から1年半という納期をアナウンスしているそうです。

 

実際は、特殊な仕様でも注文しない限り、キャンセルやら何やらの不可抗力で4年も待たずに済むそうですが、それにしても契約時に「4年待ち!」と言われるとシビれてしまうのが人情。オリンピックやワールドカップじゃあるまいし…。しかし注文しないわけにはいつまでも手に入らないし、ここは心を決めて待つしかない。

 

では、どうやって最長4年もの年月を待てばいいのか。今回はみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

 

 

「ずっと待ち続ける」VS「いったん忘れる」

▲毎日カタログを眺めたり、ショールームにお出かけしたり、納車日を今か今かと待ちわびるのが一般的

まず、「待ちかた」には大きくわけて2つ方法があると言えましょう。すなわち、憧れのクルマをずっと「待ち続ける」か、ここはいったん納車まで「忘れる」か、です。

 

前者は、旅行やコンサート、スポーツイベントと同じく、その日がくるまで指折り数えてあれやこれや思いを巡らせるスタイル。クルマそのものから、納車後にやりたいこと、行きたい場所などなど、憧れのクルマとそのカーライフをずっと考え続けるのです。そんな「待ち続ける」スタイルでは、以下のような過ごし方がオススメです。

 

・カタログや本を読み込む
・自宅にポスターを貼る
・スマホの待受画面にする
・映画やYouTube動画を鑑賞する
・ミニカーを買う
・模型を作る
・レースゲームで運転する
・ドライブプランを練る
・ディーラーやメルセデスMeで実車を眺める
・レンタカーを借りて運転してみる
・用品やカスタムパーツを物色する
・コミュニティやオフ会に参加する

 

前半はみなさんも実践されていることでしょう。熊山も気になるクルマができるといったん自動車メディアの記事を読み込み、YouTube動画をチェックし、ミニカーを買ってさまざまな角度から舐め回す(ように観察する)のが常です。

 

後半はそんなイメトレから一歩踏み出してしまう方法。メルセデス・ベンツのディーラーやメルセデスMeなどにお出かけして実車を触り、眺めたおす。さらには宮園輸入車販売も手がけているレンタカーサービスを利用して、実車を走らせ興奮を鎮めるのも手かもしれません。

 

さらにはひと足先に用品やカスタムパーツを物色するのもアリ。なにせ待ち時間はたっぷりあるんですから、オークションやフリマアプリをチェックして気長にお買い得なアイテムを探し回るのもよいでしょう。また、オーナー予備軍としてコミュニティやオフ会に参加してもいいかも。

 

ただし、この「待ち続ける」選択肢には落とし穴がありまして。あれこれ思いを巡らせることで疲れてしまう、あるいは飽きてしまう可能性があるのです。もしくは期待を募らせすぎて、意外と地味な現実にがっかりしてしまうことも考えられます。旅行前に脳内でシミュレーションしすぎて、現地での観光がただの確認作業になってしまうように。

 

 

忘れてしまえば、大人の4年間なんてすぐ?

▲納車待ちはいったん忘れて、趣味に没頭するのはどうでしょう?

となれば、いっそ注文したことを忘れてしまうのも手です。「納車は4年後」と聞くと相当先の話に思えますが、いい大人にもなると4年なんてあっという間に過ぎてしまうのも経験済み。オリンピックやワールドカップだって、「あれ、もう今年開催だっけ?」と驚きますものね。

 

それもこれも、普段は4年に1度のスポーツイベントのことなんか忘れているから。同じように納車のことも忘れてしまうのです。そして、待ち時間にしかできないことをやる。そんなアイデアを挙げてみましょう。

 

・普段なら乗らないようなクルマで繋いでみる
・バイクに浮気してみる
・ライフステージを変える(結婚、転職、引っ越し)
・海外生活を体験してみる
・とにかく毎日仕事や予定を入れて忙しくしてしまう
・新車に似合うようダイエット、肉体改造をする

 

ざっとこんな感じでしょうか。

 

予算に余裕があれば、例えばGクラスやGLA/GLBを待つあいだ、正反対の性格のオープンカーやスポーツカーを期間限定で所有してみるのもアリでしょう。実際に宮園輸入車販売のお客さんの中には「つなぎのメルセデス」も一緒にご注文される方も少なくないのだとか。さらにバイクに浮気してみるのも手です。もっとも、ドライブやツーリングが楽しすぎて手放せなくなるおそれもありますが。そのときはそのとき。

 

一方で、生活じたいをガラリと変え、毎日を忙しくしてしまうことで4年なんてあっという間にしてしまう方法もあります。結婚ともなれば、1年から2年がかりですし、これを機に転職や引っ越しをするのもいいでしょう。3年ていどと割り切って憧れの海外留学や海外生活を体験してみるのもヨシ。サイドビジネスや新しい趣味をはじめて休日も予定を入れてしまうのもよいでしょう。

 

最後は新しくカッコいいクルマを迎えるにあたり、自分もそれに見合った人間になれるようダイエットや肉体改造にいそしむ。減量ひとつとってもすぐに結果は出ませんから、数年単位のスケジュールで取り組むことができるでしょう。

 

その他にもブログ編集部の会議では「冷凍睡眠」「記憶を消す」など荒っぽいアイデアも出ましたが、まだ実用化されていないので却下。

 

というわけで、みなさんなら長過ぎる納期をどのようにやり過ごすでしょうか。よいアイデアがありましたら、ぜひ当ブログまでお寄せくださいませ。

 

(熊山准)

●プロフィール
熊山准(くまやま・じゅん)
中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま欲しいメルセデス車はAクラスセダン

関連記事
その他の記事